先日、サチコ(Google Search Console)から「ページがインデックスに登録されていません」という警告メールが届きました。
慌てて調べてみると、複数のページが検索結果に出ていない状態――。
今回は、実際に起きたトラブルの原因から解決までの流れを、できるだけ分かりやすくまとめます。
警告メールの内容と第一印象

ある日届いたメールの主旨は「あなたのサイトの一部ページがインデックス未登録です」。
メール内の詳細を見ると、「重複」「noindex」「リダイレクト」「クロール済み未登録」など、いくつかの理由が記載されていました。
Search Consoleで現状を確認

さっそくSearch Consoleを開いて「ページのインデックス登録」レポートを確認。
- 主な未登録理由は以下の通り
- ページにリダイレクトあり
- canonicalタグによる重複
- noindexタグによる除外
- 404/ソフト404
- クロール済み・インデックス未登録
ページ数が一番多かった「クロール済み・インデックス未登録」をクリックすると、該当するURLが表示されるのですが
このうち、目立って多かったのは「/feed/」などのフィード系ページの未登録でした。
「/feed/」が多い?それって問題なの?

実は、WordPressの場合「/feed/」や「/category/●●/feed/」のようなRSSフィードページが自動生成されます。
これらは通常、検索結果に出す必要がないページなので、
Googleがインデックス登録しないのは自然な動作。
本当に対処が必要なパターン
とはいえ、「本来インデックスされてほしい通常ページ」まで未登録の場合は要注意。
こんな時は、次のチェックリストで原因を特定しました
- noindexタグが入っていないか
- canonicalタグが正しく設定されているか
- ページ内容が薄すぎないか(オリジナリティや情報量)
- サイトマップや内部リンクでGoogleに認識されているか
- Search Consoleで「インデックス登録リクエスト」済みか
▼「クロール済み・インデックス未登録」だった場合の対策
Googleが見に来ているのに登録しない場合、
ページの質・重複・サイト全体の評価が関係していることが多いです。
【やるべきこと(順番)】
- noindexやcanonicalを確認(誤設定があれば修正)
- ページ内容を充実させる(独自性やボリュームUP)
- 他ページからの内部リンクを増やす
- サイトマップを再送信する
- Search Consoleで再リクエストする
▼ もし余力があれば…
- Googleに「有用性が高い」と判断させるために
- 類似テーマの複数ページがあるなら、統合or整理。
- 独自の解説・体験談・事例などを充実させる。
- 「お問い合わせ」や「運営者情報」など信頼性もプラス。
▼ これでもダメな場合
- サイト全体のドメインパワー(権威性)がまだ弱い
- サーバーエラーや表示速度など、技術的な問題
- コアアルゴリズムアップデートの影響
なども考えられます。
実は「サイトの整理・削除」が原因だった?
今回、自分のサイトでは前日に大きなカテゴリー整理やページ削除/下書き化を実施していました。
そのため、不要なページのURLが消えたり、404になったり、feedが除外されたりしたことで警告が発生したようです。
1. URLが変わった/消えたページはインデックスから除外される
- カテゴリー整理やページを下書き(非公開)に戻すと、そのURLは
- 存在しなくなる(404エラー)
- 検索結果から削除される
- サイトマップや内部リンクからも除外されやすくなる
2. 「/feed/」などのフィードページも連動して消える/除外される
- カテゴリーや記事のフィードも生成されなくなる(or noindex対象になる)
3. Googleのクロール&インデックスには“タイムラグ”がある
- 変更・削除直後は「まだインデックスに残っている」や「新旧が混在する」状態が数日~数週間続くこともある
4. “下書き”状態=noindex状態
- WordPressで下書きや非公開にしたページは、Googleにも「インデックスしないで」と伝わります
サイトマップ再送信は必要?

/sitemap.xml
→ サイトマップインデックスとして正常に送信・読み込み済み(成功)
→ 検出されたページ数も155と出ているのでOK!
/feed
→ RSSですが、こちらも特に問題なし
/sitemap.xml.gz
→ これはエラーですが、他で正常に認識されているため無視で大丈夫です
「最終読み込み日時」が今日の日付でしたので安心です。
大きな変更後は念のため再送信してもよいですが、今回は不要と判断しました。
何も操作せずとも、Googleはサイトマップから自動的に最新状態をクロールするので、今回の整理や削除の反映も、Google側で徐々に認識されていきます。
結果と教訓
- 「/feed/」などの未登録は無視でOK
- 本来登録したいページだけ、noindex・canonical・内容の充実を再チェック
- カテゴリー整理・ページ削除後は一時的に警告が増えるが、問題ない場合が多い
- サイトマップが正常なら放置で自動的に解消されることも多い
まとめ:あわてず、原因ごとに冷静に対処を
Search Consoleの警告は一見不安ですが、「本当に直すべきページ」だけに注目し、
原因を一つずつ見ていけば自然と解決します。
今回のように「サイトの整理後」や「不要なフィードの未登録」なら慌てる必要なし。
大切なのは、“インデックスされるべきページ”がちゃんと登録されているかの確認だけです!
▼ こんな場合は個別対策を!
- 本来インデックスされるべきページが除外されている
- noindexやcanonicalの設定に不安がある
- 内容が薄いと感じたら加筆・リライト
あなたのサイトも、今回の経験がヒントになれば幸いです。
分からないことがあれば気軽にご相談ください!
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