クラシックエディタで作成された古い記事を一括で整形・最適化する際に役立つツール・プラグインを以下にまとめました。
目的別に分類してありますので、状況に応じてご活用ください。
長年運用してきたブログが、読み込みが遅くなっていたので原因を調べていました。
原因の一つにクラシックエディタで書いた記事がたくさんあることだとわかったので、その記事を一括で最適化できないか調べた時の記録です
目次
目的別|おすすめの整形ツール・プラグイン一覧
🔹 ① 不要なHTMLタグ・空行・改行の一括削除/整形
【1】WP-Sweep(プラグイン)
- 用途:ゴミタグ・改行・リビジョン・自動下書きなどのデータベース最適化
- 特徴:記事の中身そのものではなく、WordPress全体のスリム化
- URL:https://ja.wordpress.org/plugins/wp-sweep/

WP-Sweep実際に使いました!効果ありです
【2】Better Search Replace(プラグイン)
- 用途:投稿データ内の特定のタグや文字列を一括置換
- 例:「
<br><br><br>
→<br>
」「古いスタイル属性削除」など - 注意:使用前にバックアップ必須
- URL:https://ja.wordpress.org/plugins/better-search-replace/
【3】HTML Cleaner(ブラウザツール)
- 用途:クラシック記事のHTMLを手動で貼り付けて整形
- URL:https://html-cleaner.com/
- 機能:不要なタグ・空白の削除、整形済みHTMLへの変換
- おすすめ対象:記事数が少ない場合(または代表記事の検証用)
🔹 ② Gutenberg変換時の構造トラブル回避
【4】Block Converter(プラグイン)
- 用途:「クラシックブロック」→「段落・見出し・画像ブロック」へ自動変換
- 特徴:Gutenberg移行時に、HTML構造を保持しつつ変換できる
- URL:https://wordpress.org/plugins/block-converter/
🔹 ③ 不要なショートコード・インラインCSS削除
【5】Code Snippets(+SQL or functions.php)
- 用途:ショートコードのバルク削除、または無効化
- 例:
[adsense]
など古いショートコードを削除
phpコピーする編集するfunction remove_old_shortcode() {
remove_shortcode('adsense');
}
add_action('init', 'remove_old_shortcode');
【6】WP-CLI(上級者向け)
- 用途:
wp post list
+wp post update
で記事一括修正 - 特徴:サーバーアクセスできる場合に超効率的(置換含む)
- 例:タグ・スタイルの一括置換、クラシック記事の検出など
補足:置換例(Better Search Replace向け)
置換前 | 置換後 |
---|---|
<br><br> | <br> |
<font.*?> | “(空) |
<span style=".*?"> | “(空) |
style=".*?" | “(空) |
width=".*?" | “(空) |
※正規表現を使いたい場合は、有料の「Better Search Replace Pro」または「Search Regex」などの使用を検討
まとめ:どう使い分けるか?
ツール | 向いているケース |
---|---|
WP-Sweep | サイト全体を軽量化したい |
Better Search Replace | 投稿内容のタグ置換・削除を一括で行いたい |
HTML Cleaner | 1記事ずつ丁寧に整えたい場合(検証用) |
Block Converter | Gutenberg移行時に構造を維持したい |
WP-CLI | 中〜上級者向け。大量記事の処理が必要な場合に最強 |
注意点:作業前に必ずバックアップ!
置換や削除は不可逆です
BackWPup、UpdraftPlus、All-in-One WP Migration などで事前バックアップを取りましょう
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