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完全なWordPress移転・復元のやり方(管理画面にログインできない場合)

お悩み

WordPressの復旧をしたい。元サイトの中身を全てデスクトップにダウンロードしてから、新しいドメインのサーバー内にアップロードすれば、全て復元できますか?

WordPressの管理画面にログインできない場合の話です

結論から言うと――

「ファイルだけ全部ダウンロード → 新ドメインへそのままアップロード」では、“完璧な復元”にはなりません。

理由と注意点・完全復元のための方法をわかりやすく説明します。

サブディレクトリサイトの復元についても解説しているので必要な方は最後までご覧ください。

ChatGPTにサーバーのスクショなど送ると的確に判断してくれます

目次

サーバー上の「ファイル」だけではWordPressの“記事・ページ本文”や“各種設定”は復元できません

  • FTPでダウンロードできるのは:
    • 画像(wp-content/uploads/
    • テーマ・プラグインファイル
    • サイトの静的ファイル(HTML、CSS、JS)
  • “記事本文”や“固定ページ”“各種設定”などの中身は、WordPressの「データベース」に入っています。
    • つまりphpMyAdmin等で「MySQLデータベース」もエクスポートして、新サーバーにインポートする必要があるのです。

完全なWordPress移転・復元に必要なもの

  1. 「サーバーファイル」
    • FTPで全部ダウンロード
        → 新サーバーの「wp-content」や「テーマ」「uploads」にアップロード
  2. 「MySQLデータベース」
    • 旧サーバーのphpMyAdminなどでデータベース(.sql)をエクスポート
    • 新サーバーのphpMyAdminでインポートする
  3. 「wp-config.php」の書き換え
    • 新サーバーのデータベース名・ユーザー名・パスワードに合わせてwp-config.phpを修正
  4. 「ドメインURLの書き換え」
    • サイトURLが変わる場合、データベース内の「old-domain.com」を「new-domain.com」に一括置換が必要(有名プラグインやSQLコマンド等で可能)

よくあるミス・注意点

  • ファイルだけ移しても、WordPress管理画面は動くが「記事やページが全部消える」現象が起こる
  • uploadsフォルダを丸ごと移さないと画像が消える
  • 新サーバーでデータベースを作っておかないとインポートできない
  • URL一括置換をしないと、画像パスやリンクが「旧ドメイン」のままになり、正しく表示されない

最も安全な「WordPress丸ごと復元」のやり方(まとめ)

  1. 旧サーバーの「wp-content」フォルダ全体をFTPでダウンロード
  2. phpMyAdminなどで、MySQLデータベースを「エクスポート(.sql)」
  3. 新サーバーでWordPressを「新規インストール」し、MySQLを作成
  4. phpMyAdminで旧サーバーの.sqlをインポート
  5. wp-contentを新サーバーの同じ場所にアップロード(上書き)
  6. wp-config.phpを新サーバーのDB設定に合わせて書き換え
  7. 必要なら「Search Replace」プラグインなどでURLを書き換える

【補足】

  • プラグイン(例:All-in-One WP Migration、Duplicatorなど)を使うと、初心者でも“ほぼ自動で丸ごと移転”できます。
     (管理画面にログインできる場合のみ)

完全なWordPress移転・復元【まとめ】

  • 「ファイル+データベース」両方の移行が必須です
  • ファイルだけでは“記事本文・固定ページ・設定”は移行できません
  • データベースの移行と新URLへの書き換えが必ず必要です

サブディレクトリサイトの復元について

どんな場合に復元される?

  • WordPressの「マルチサイト機能(サブディレクトリ型)」で構築している場合
    • 例)https://000.site/▲▲/ や https://000.site/⚫︎⚫︎⚫︎/
    • この場合、phpMyAdminでエクスポートした「データベース全体」にすべてのサブディレクトリサイトの情報も含まれています
    • 復元時も1つのデータベースをインポートするだけで、サブサイトも含めて復元できます。

ただし、以下も忘れずに!

  1. サブディレクトリごとに「uploads」フォルダも分かれている場合
    • /wp-content/uploads/sites/2/など、各サブサイト専用の画像ディレクトリがある
    • wp-contentフォルダ全体を丸ごとダウンロード/アップロードすればOK
  2. マルチサイトでなく、「それぞれ別のWordPress」をサブディレクトリに入れている場合
    • 例)/1/ /2/ /3/などに「別々のWordPress」をインストールしてあるケース
    • この場合は各サブディレクトリごとに「wp-content」「データベース」が独立しています
    • それぞれ個別にFTP+データベースバックアップ・復元が必要です

どちらかわからない場合のチェック方法

  • phpMyAdminのテーブル一覧で、wp_xxx_blogswp_xxx_site などのテーブルがあれば「マルチサイト(サブディレクトリ型)」です
  • そうでなければ通常サイト×複数インストール型(各ディレクトリごとにwp-config.php、wp-content等がある)

■ 【まとめ】

  • マルチサイト型なら「データベース1つのエクスポート/インポート」で全部復元可能
  • 個別WordPressの場合は、各ディレクトリごとにバックアップ/復元が必要
  • 画像は**/wp-content/uploads/**配下(マルチサイトなら「uploads/sites/番号/」も含む)を全部バックアップ

どちらか分からなければ、phpMyAdminのテーブル一覧やディレクトリ構成の画像をアップしてもらえれば、一緒に判断&復元手順を案内します!

自分用:サブディレクトリ型WordPress移行の流れ

111.comのサブディレクトリ111.com/222/を復元する場合

サブディレクトリの新旧のデータベース番号とtable_prefixをメモしておく。table_prefixとはwp202411220000_などの番号のこと。※新はWordPressインストールしてから。

222のデータベース番号がわからない場合は、ロリポップFTPを開き、222フォルダの中の「wp-config.php」を探す。「wp-config.php」の中に、「’DB_NAME’, ‘LAA00000- oooooo’ 」「$table_prefix = ‘wp2025070100000_’;」の記述がある。

1. 旧サーバー側でやること

① wp-contentsフォルダをFTPでダウンロード

uploadフォルダは画像が入っている、themeはテーマ、pluginはプラグイン。
必要なデータをダウンロード。
全部一気にダウンロードするのにすごく時間がかかる。

② データベースをエクスポート

サーバーパネルにログイン。ロリポップの場合「データベース」をクリックし、222のデータベースを開く。

phpMyAdminでそのサイト専用のテーブル群だけ(例:wp202411220000_など)をチェックを入れ、「SQL形式」でエクスポートする。

③エクスポートしたSQLをテキストで開き、新DB番号に置き換えて保存

旧DB番号を、新しいものに置き換える必要がある。⌘Fで文言の置き換えができる。

旧DB番号を検索して「全て置き換え」新DB番号に。

2. 新サーバー側でやること

③ 新ドメイン or 新サブディレクトリにWordPressを「簡単インストール(DB新規作成)」

  • 111.com にWordPress簡単インストール(新規DB)
  • 111.com/222 にWordPress簡単インストール(新規DB)
  • サブディレクトリにも必ず新規DBで作る

④ FTPで「wp-content」フォルダごとアップロード(上書き)

  • 旧サーバーからダウンロードした「wp-content」を新WordPressに全上書き
  • テーマ・プラグイン・アップロード画像が復活する

⑤ 新WordPressのwp-config.phpで「$table_prefix」を確認

  • 新規インストールで自動生成される番号(例:wp20250701109999_)を控えておく

⑥ phpMyAdminで「新DB内の、今使っているprefixテーブル群(例:wp20250701100000_)」を全て削除しておく

  • ただし一気にDROPする場合は慎重に

⑦ 旧サーバーからエクスポートしたSQLを新DBにインポート

  • 「テーブル名のprefix」が新DB用のものに合っているかが超重要
  • 違っていればSQLテキストを一括置換してからインポート

⑧ phpMyAdminで「optionsテーブル」のsiteurl/home値が正しいURL(サブディレクトリ含む)になっているか確認・編集

ロリポップの画面です

赤枠の箇所が、旧ドメイン・旧メールアドレスになっていたら、「編集」ボタンを押して実行。

⑨ phpMyAdminで「usersテーブル」でメールアドレス確認

もしメアドを変える場合は、確認して変える。

⑩新ドメインのWordPressにログインし画像やプラグイン、投稿がすべて復元されているか確認

⑪ 画像が反映されていなければプラグイン「Better Search Replace」で旧URL→新URLの一括置換

プラグイン「Better Search Replace」をインストールする。

ツール→「Better Search Replace」をクリック。

実行して、画像が正常に表示されればOK

⑫ 最終チェック:画像やプラグイン、投稿がすべて復元されているか確認

この記事を書いた人

プレリスのアバター プレリス フリーランスWebデザイナー

フリーランスWebデザイナー
LP制作から集客までやってます。
プライベートは40代主婦で子供が2人。趣味は旅行・ゲーム。
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