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デザイナーはうつ病になりやすい?ストレスの原因と解消法

私はグラフィックデザイン・印刷会社勤務トータル10年の経験がありますが、デザイナーはうつ病になりやすい、と思います。

それは今までうつ病になったデザイナー仲間をたくさん見てきたからです。

自分は鬱にはならなかったですが、精神的にきついなと思う時は何度もありました。

この記事でわかること
  1. 実際にあったデザイナーがうつ病になった話
  2. デザイナーのストレスの原因
  3. おすすめのストレス解消法

キラキラ系デザイナー志望の方に知っておいていただきたいことです。

目次

知らないうちに先輩デザイナーがうつ病になって会社に来なくなった話

これは私の経験談です。デザイン会社勤務時代、先輩の女性デザイナーがいました。可愛らしくて明るくておしゃれで、素敵なデザイナーさんでした。

でも突然ある日会社に来なくなりました。

仕事は残業が多いし大変だったけど、いつも明るく楽しくしていた(ように思っていた)ので、外から見て彼女がうつ病だとは微塵も感じませんでした。

社内で評判の悪いクライアント(ゴネる系)の担当で、打ち合わせや電話対応などもあり、大変そうでした。

会社勤めだとクライアントは選べませんし、対面することも多いです。人間関係のストレスは要因の一つだったのではと思います。

そのまま会社を辞めていました、知らないうちに・・。何が原因だったのかはわからず仕舞いでした。

デザイナーの後輩も、体調を崩して休みがちになり、辞めていく人がいました。後々聞くとうつ病だったそうです。

デザイナーだけでなく、営業の後輩の男の子も、突然会社に来なくなりうつ病ということをあとで知りました。

上司と相性が合わなかったようです。

上司は豪快で声が大きく、ちょっと強引なところもある人でした。

逆に後輩の子は大人しめで控え目で、インドア派ゲーム好き、優しい感じの子でしたね。

数年前までうつの薬を飲み続けていましたが・・最近の様子はわかりません。

男性も女性も体調を崩す人は絶えませんでした。

デザイナーに限らず、ストレスを外に発散できないような繊細で優しい子たちが、私の周りでうつ病に苦しんでいました。

デザイナーがうつ病になりやすいと思うストレスの原因

デザイナーはストレスが貯まりやすい職業のひとつだと思います。

先ほど紹介したように、実際に何人もうつ病になったデザイナーを見てきました。

「うつ病はなぜ起こるのか?」はっきりした原因はまだよくわかっていませんが、脳で働く神経の伝達物質の働きが悪くなるのと同時に、ストレスやからだの病気、環境の変化など、さまざまな要因が重なって発病すると考えられています。

大切なことは、うつ病はただ1つの原因のみで発病するのではないということです。

出典:https://www.cocoro-h.jp/untreated/overview/etiology.html

デザインの世界ってキラキラしてるような憧れの職業、というイメージの方も多いかもしれませんね。

ですが実際は地味で、最終的にはクライアントに従わざるを得ない、理不尽なことを我慢しないといけない場合もあります。

また普通の会社と変わらないので、人間関係のトラブルも起こります。

デザイン業界のストレスは多く、私もたくさん我慢したりストレスを溜め込んでいました。

ストレスの原因について思い当たることを解説します。

自分の思い通りのデザインが作れずストレスがたまる

なぜストレスが貯まりやすいかというと、自分の思い通りのデザインはほぼ出来ないからです。

商業デザインなので、お客様ありき。

自分がこっちの方がかっこいいと思っても、お客様がダメと言ったら100%ダメです。

自分のデザインがしたいと思ってデザイナーになった人は、ギャップにストレスが貯まるのではと思います。

会社によって得意なデザイン分野が違うので、就職・転職の際はどんなデザインを作っているのかしっかりリサーチしてください。

残業や徹夜が多すぎてストレスがたまる

デザイナーは残業がめちゃくちゃ多いです。現在は働き方改革などで少しはマシになったのでしょうか?

10年前は週のほぼ全ての日数を残業していました。

私は印刷会社のグラフィックデザイナーだったので、印刷する日までに絶対デザインデータを作り上げないといけない。でも、ギリギリまでお客様の修正が入るんです。
夜中の12時とかに修正が入るんですよ??

理不尽な修正、急な方向性の変更など、予期しない修正がどんどん入ります。私も若い頃はほぼ残業して、すり減らしていましたね。

徹夜もよくやってました、月に2,3回はしてた気がします。

でも私は、よりクオリティの高い制作物を納品したい!という熱意から徹夜していたので、そこまで苦ではなかったです。修行のような感じ。

20代の若さがあったから出来たことだったと思います。30後半になるとキツすぎますね。

ただこれは20年前のことなので参考までに。

現在はこのようなブラック企業がないことを祈ります。

デザイナーの中で優劣がつくことでストレスがたまる

会社の中にはデザイナーは複数人いると思います。私が勤めていた会社も、制作部のデザイナーは30人くらいいたと思います。

その中でやはりデザインのセンスがいい人と、悪い人がいて、優劣がつきます。

面と向かって「お前は出来ないやつだな!」と言われる訳ではないのですが、そういう空気になるんですよね。

底辺デザイナーの私は「出来ないやつ」でした。「なんでそんな簡単なデザイン出来ないの」「なんか微妙だよな」と上司や営業に言われ続けていました。

いやー、病みますよね!その頃は若かったし、体力あったので、大丈夫でしたけどね。

簡単なチラシデザインを作ったときも、何十回もカンプを上司に見せて、何十回もやり直しをしたことがあります。

ただそれは本当に私の実力不足なので仕方なかったですが。

そしてその差は、給料の差につながります。

同期が自分より給料やボーナスがいいと凹みます。

そんな傷だらけの状態で私も戦っていました。

人間関係でストレスがたまる

人間関係は、デザイナーだけでなく、一般的にもストレスがたまる原因ですよね。

デザイナーって、Macに向かってデザインするだけだから人間関係で悩むの?って思うかもしれませんが、人間関係めっちゃあります。

まず、デザイナーは、営業さんと一緒にクライアントの所に出向き、打ち合わせを行います。クライアントや営業さんとの人間関係が発生します。

また、デザインに使う写真を撮影してもらうカメラマン、モデル、印刷屋、など様々な人が関わってきます。

いい人もいれば、合わない人もいる訳で・・。これはどこに行っても同じですね。デザリーマンは辛いよ、です。

デスクワークばかりで太ってしまう

太ってしまうこともストレスの一つ。デスクワークがメインなので座りっぱなしで、残業も多く不規則な生活になることがあります。

夕飯もコンビニですますことがほとんどで油っぽいものや甘いものばかり食べてしまう。。

気づいたら5kg太ってたとかあります。気をつけましょう!

若い時はあまり気にならないかもですが、40代になると座りっぱなしのせい?か出産のせいか分からないですが、体型も変わってきます。

座りっぱなしは寿命が縮むというデータもあるそうなので、できれば立って仕事をするか、歩く習慣をつけるなど注意してください。

私は今、とても困っています。。

忙しいデザイナーのおすすめストレス解消法

適度な運動をする

デザイナーは慢性的な運動不足です。
デスクワークがほとんどなので、若いうちはいいですが30代後半にもなってくるとやばいです。
・ジムに通う
・日常生活で出来るだけ歩く
・ストレッチをする

など、できることから体を動かし

定期的に運動をすることをおすすめします。
まあ、私も20代の時はほとんど運動はしなかったので、強く言えないんですが。

40代入ると本当に後悔します。ジムに通って毎週1日でも運動しましょう!

笑う!

「笑う」ことは、健康にいい、ということが科学的に証明されています。

笑いが注目を集めるのは、芸の世界だけではありません。 実は最近、医学の分野でも笑いの効果に着目した研究が進み、さまざまな病気の予防や改善に役立つことが科学的にも証明されてきています。

出典:https://www.japa.org/tips/kkj_1008/

私はお笑い大好きなので、TVのバラエティはチェックしていました!

録画しておいて土日に見るんですけど、大笑いしたあとって本当に清々しい気分になりますよ。

自分的に最強におすすめなのが、Amazonプライムの「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」です!

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過激な下ネタ!?もありますので興味ある方はぜひ。

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良質な睡眠を取る

よく眠ると、スッキリします。寝る前はスマホを見ずに寝ましょう。

私も会社で徹夜した後はめっちゃ寝ました!(当たり前か)

何事もあきらめてとりあえず寝ましょう。

自然とふれあう

山でマイナスイオンを浴びることをおすすめします!

登山でもいいし、ドライブでもいいですが、森林浴って言うんですかね。

心の中からキレイになった気がして、ストレスがふ〜っと抜けていきます。

美術館や展覧会に行く

会社のデザインばかりしてると視野が狭くなるので、休日くらいは外のアートに触れることでリフレッシュします。

アートって自由なので、見てる自分も自由な気持ちになります。

番外編:理不尽なことはあきらめよ!

デザイン仕事をしてると、本当に理不尽なことを言われたり、「自分的に美しくないデザイン」をさせられることもあります(私はありました)

これね、、、(最終的には)あきらめよう!!笑

自分の意見を言うのはもちろん良いことです。

でも、食いつき過ぎると、心がえぐられることもあると思います。

そういう時は聞き流すというか、はいさよなら〜って感じで、あまり執着しないようにするのが良いと思います。

私が鬱にならなかったストレス解消法

私が運よくうつにならずに済んだのは、同僚や先輩のおかげだと思います。

休みの日には温泉・観光・カラオケ・ドライブなどに行き、ストレスを発散することができていました。

嫌な上司の愚痴も思う存分に話すことが出来たし、とにかくあまり自分の内に感情を閉じ込めないでいれたこと、それが大きかったと思います。

職場の仲間と出会えるのは会社勤めならでは!フリーランスだとほぼ人に会わないので、仲間は宝です。

フリーランスになればストレスから解放

デザイン会社でストレスで疲弊していても、独立して世に出ると、自由に好きな仕事ができるのでストレスから解放されます(100%ではないけど)

私は出産後に仕方なく独立したのですが、今までは上司に怒られてばかりだったのに、意外に褒められたり感謝されたりが多くてびっくりしました。

それはデザイン会社で上司に鍛えてもらえたから実力がついたのだと思います。(当時は辛かったけど今考えると感謝しかないです)

ということで、会社の人間関係が嫌だ、いい加減辞めたい&辛いという人は、フリーランスをおすすめします。

会社から下請けで受注できる可能性が高いですし、今はSNSやクラウドソーシングでも受注することが出来るので、独立後も食べていけるはず。

私は現在ココナラ、というアプリを介して仕事を受注することが多いです。

ココナラはクラウドソーシングサービスと同じで手数料が高いので、直取引の方が取り分は多いです。
ですが、私は家事育児との両立のため、主に集客や雑用の手間が省けるため利用しています。

あとは古くからの知人の仕事、そしてそこからの口コミ紹介で十分稼ぐことができています。

デザイナーはうつ病になりやすい?ストレスの原因と解消法まとめ

デザイナーがうつ病になる原因とストレス解消法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

デザインの仕事は一見キラキラしたようなイメージがあるかもしれませんが、かなり地味な作業の連続です。

私は運よくうつ病にはなりませんでしたが、一歩手前にはなってたと思います。

とにかくストレスを溜め込みすぎないよう、質の良い運動、睡眠、食事を取って、健康的に仕事をしたいですね。

この記事を書いた人

プレリスのアバター プレリス フリーランスWebデザイナー

フリーランスWebデザイナーの40代主婦です。印刷会社に10年勤務後、育児と両立しながらオンラインでWeb制作を開始。主にココナラで活動中です。ブログ好き。

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