フリーランスWebデザイナーになりたいけど、後悔や失敗するのが怖いです。成功するためにはどんなことに気をつけた方がいいんだろう?
フリーランスwebデザイナー歴10年以上の主婦が、失敗談と解決策も紹介します
この記事では、以下のことが分かります。
- Webデザイナーが独立後に失敗しやすい理由
- 子育て中の主婦がフリーランスになった失敗談
- フリーランスが失敗を避けるためのコツ
子供が1歳の時に独立した私の体験をもとに、失敗談と成功するコツを解説するのでぜひ最後までご覧ください。
Webデザイナーになって後悔したこと
「Webデザイナーやめとけ」ってよく耳にするんだけど、どうなの?という人は下の記事を参考にしてください。
フリーランスWebデザイナーが失敗しやすい理由
いざフリーランスwebデザイナーになったけど厳しい。。会社員に戻りたい、ということがないように、失敗の理由を知っておきましょう。
失敗①仕事がない・取り方が分からない
営業のやり方が分からず、そもそも仕事がないという失敗が一番多いです。
私もこれで頭を悩ませました。
会社員の時はデザイナー部隊とは別に営業部隊があったので、何もしなくても仕事が入ってきてたんです。
フリーランスになると営業も自分でこなさないといけません。
出来るだけ仕事のアテがついてから独立することをおすすめします。
下の記事では、フリーランスの仕事の取り方を7パターン紹介しているので、参考にして下さい。
失敗②単価が低い
フリーランスになりたての頃、単価が安くないと仕事がもらえないかもしれない…という思いから、低い単価で仕事を受けていました。
だからたくさん案件があっても忙しいばかりで、あまりお金にならないということもよくありました。
駆け出しデザイナーなら仕方がないかもですが、私は会社員経験もあるしデザイナーとしての経験も豊富な方です。
だから今では、当初よりも単価を上げ、信頼できるお客様からの仕事だけを選んでやっています。
フリーランスは自分の商品の値付けを自分で決めて自分を売る努力をしていかないといけません。
- 自分の価値を肯定してあげる
- 自分の価値を分かってくれない人の仕事は受けない
- デザインスキルを上げる
- 単価を上げる(バナー単品で受けるのではなく、HPやLPを受注できれば単価は上がる)
失敗③全てを自分でやらないといけない
会社だったら、経理、人事、制作、営業などなど部署が分かれていますよね。
ざっくりいうと今言ったそれらを全部自分でマネジメントするイメージです。
- 毎月の収支づけ
- 報酬の振込確認
- 確定申告
- 請求書や見積書の作成
- 集客(営業メール、SNS、ブログなど)
- 外注の管理
一番大きいのは「確定申告」ではないでしょうか?
慣れないうちは本当に手間取ると思います。忙しいから締め切りギリギリになって1年分の領収書をまとめる羽目に。。(はい、私です)
今はクラウド型の青色申告サービスを活用すれば、素人でも簡単に申告ができます。そういった便利なサービスを利用して
- 確定申告はクラウド型青色申告サービスで時短
- 毎月収支をつける
- 領収書類を集めておく
- マイナンバーカードを作って電子申告できるようにしておく
失敗④相談する人がいない
フリーランスは一人ですから、チームを組んでなければ相談に乗ってくれる人がいなくて困ることがよくあります。
・作ったデザインの良し悪し
・見積もりが適正価格かどうか
・お客様からの無茶ぶりをどうするか とか。。
私はWebデザイン未経験でしたが、やはり印刷会社時代に培われたデザインスキルと、お客様への提案力というのがあったので、一人でもあまり困らずに対応してこれました。
本当の未経験者だった場合、いきなりフリーランスになってしまうと相談する人もいなくて、みなさんどうしているのかと心配になります。
スクールで独立後のアフターフォローもしてくれるところがあれば、とてもいいですよね。
私はMacが故障した時にめちゃくちゃ困りました。。!
会社員時代だったら同じ部署にそういうことにめっぽう強い人がいてすぐ相談にのってもらえるのに、フリーランスだととにかくググって解決策を見つけるかAppleサポートに電話して修理に出すか決める、なんて相当時間も労力もかかってしまいます。
- Webデザイナー向けのオンラインサロンなどグループに所属する
- フリーランス同士でチームを組む
- スクールでフォローしてもらう
- スキルマーケットの「デザイン添削」サービスなどを活用してみる
チームを組むと人間関係や何かしらストレスがかかるので、基本は1人をおすすめします。
失敗⑤安定しない
収入が安定しないことは、未経験のフリーランス初心者が一番頭を悩ませることだと思います。
コンペに受からない、仕事が取れない、取れたとしてもリピートに繋がらない、、など。
私は固定客はいたものの、無収入になってしまう月というのが出てしまって、すごく不安になりました。
でも営業するのなんて嫌だから、モンモンとばかりしてましたね。。。
私が一番ピンチだった時があって、仕事がゼロになってしまいしばらく仕事の見通しがつかなかった時がありました。でも生活費はかかるわけで。。
しかも子供2人養っていかないといけないので、頭が真っ白になりました。
だけど昔から大ピンチの時は、歯を食いしばってやれば何とかなってきたので、今回も慌てず冷静に考えました。
どうすればもっと安定するのか。できれば営業あまりせずに。
考えた結果、ココナラで継続して案件を獲得することができ、リピーターもついたことで安定することができました。
さらに知り合いなどにも声をかけ、お客さんを紹介してもらったりすることもできました。
そして単価の高い仕事だけをすることで、時間に余裕を持つことができるようになりました。
- デザイン単価の高い仕事だけ受ける
- 少しずつ単価を上げる
- リピーターを増やす
- SNSやブログで常に実績を発信しておく
失敗⑥報酬未払い問題
直接契約で請求書を出したのに振り込まれない。。
そんな経験があります。
私は知り合いの人だったので、「あの時の振込がまだなのですが…」と言ったら振り込んでもらえたのでよかったですが。
世の中にはクリエイターに対する未払い問題は後を絶ちません。
大切なお知らせ。今まで黙っていましたが、私やきうどんはデザイナーとして所属している会社ホーステイルと、100万以上の報酬未払い・半年以上の音信不通・全くの連絡無し・挙げ句の果てに辞めた人間等扱いをされた事により会社を辞めるつもりです。しっかり話し合って泣き寝入りは絶対にしません。
— YΔKIUDOИ/やきうどん🦜🍍💚🐉🍏🐍🍈🤮🌈🦄💜✈️ (@yakiudon99) July 6, 2017
初めて全額未払いでご連絡が取れなくなってしまった…
— Tobita Momoko | webデザイナー (@bita02161704) July 1, 2022
デザインとても喜んでくれて、とても嬉しくて、今後も何か力になれたらと思っていたけど気を遣って喜んでくれていたのかなと思うと涙が止まらない
チームで仕事をしてたときにクライアントから70万程の未払いがありました。テンション下がるんでメンバーにはこのことを伝えてません。作業分はきっちりお支払いしましたが、個人としては仕事を獲って、ディレクションして40万円の赤字。チームで仕事するならいろんな覚悟が必要。
— okano | デザイナー/ディレクター (@web_e_design) September 30, 2021
巷でもよく起こっているので、支払いのタイミングはかなり注意しましょう。
大企業でない限り、手放しで信頼してはダメです。
知人友人でさえも飛んでしまう可能性があるので、必ず先払い、または半額だけ先払いなど、対策をしましょう。
私はココナラを利用していて、そこで未払いというのはほぼあり得ません。
直案件でも信頼のできる人だけしか仕事をしていないので、今のところは後払いでも未払い問題は起きていません。
危ないのはSNSで知り合った知らない人の案件を直で受けることではないでしょうか。
デザイナーを軽視してきたり、安く作ってくれ、とかいう人は気を付けましょう。
- 直案件なら絶対先払いにする
- 出来るだけ後払いの客とは仕事しない
- クラウドソーシングなら安心(100%ではないが)
- 契約書を交わしておく
失敗⑦健康管理は必須
病気になってしまうと詰みます。
私は子供からインフルがうつったり、コロナにもなりましたが、その度に仕事のスケジュールの調整が大変でした。
納期に間に合わない、というのはフリーランスにとって致命的です。
自分の体が資本なので、健康管理は絶対です。
空き時間などでウォーキングやジムに通って運動しましょう。
私も運動音痴だし嫌いだったけど、週2、3回はジムに通っています。やはり体の調子は良くなったし、3kgは体重が減りました。
運動が無理な場合、立って仕事ができるデスクなどで環境を整えるとよりいいです。
座りっぱなしは健康によくないと科学的にも証明されていたはずです。
私も長年座りっぱなしのせいか体型に変化が出てきました。特にお尻が。。。;;
若い時から気をつければよかったです。
- スケジュールに余裕を持たせる
- 週2回の運動を取り入れる
- 甘い飲み物は飲まない
フリーランスwebデザイナーの厳しい現実について、下の記事に書きましたので参考にして下さい。
子育て中の主婦がフリーランスになったときの失敗談
2023年現在、私の子供たちは中学生・小学生になり、だいぶ手がかからなくなりましたが、小さい時は本当に大変でした。
何が大変だったか書き出してみますね。
- 急な発熱で保育園にお迎えに行き、その日の仕事ができず徹夜したり早朝起きてやったりした
- 夜泣きで自分の睡眠時間が取れなかったけど、案件の締め切りも伸ばせなかった
- 仕事が忙しすぎてご飯を作る時間がなく惣菜や弁当が多かった
- 子供が帰ってきても仕事をしないと間に合わないので、遊んであげる時間があまりなかった
- 土日は子どもの相手なので、気の休まる1人の時間がない(夜は添い寝で一緒に寝ちゃう)
- 仕事が進まないと子どもにイライラすることも多かった
- 子供がインフルにかかり自分にもうつって寝込んだけど旦那は会社に行ってしまった(いやこれはただの愚痴)
どうでしょう?
フリーランス主婦あるあるかもしれません。
1度仕事を断ると、次はもうないかもしれない…という思いから、言われた仕事は何でも受けていた時期だったので、かなりキツかったです。
実家も遠かったので親に頼れず、旦那も仕事でいないのでワンオペでフリーランス仕事。 今思えば、、、もっと子どもに寄り添ってあげたかったなとも思います。
仕事にイライラして、子どもにもイライラして、子供からしたら遊んでくれないおこりんぼママだったでしょうね。
そこまでして仕事を優先しなければならなかったのか?ですが、離婚する前提で仕事をしていたので何としても自分だけの収入で子供を養うために頑張っていました。
そうでない方はもっと無理のない範囲で(扶養の範囲内でもOKだと思います)、育児を優先してほしいなと思います。
子供ってすぐ大きくなっちゃうので寂しいですよ。
- 旦那と話し合い家事の分担をする
- 家電「三種の神器」を導入する
- 仕事の単価を上げる努力をする
こちらも参考にどうぞ。
Webデザイナーになるための勉強は、子育てしながらだとイバラの道だと思います。
挫折しにくい勉強法について書きました。
最新家電を取り入れるようになって、かなり家事の時短に成功しました。
これはぜひ在宅デザイナーにおすすめしたい方法です。
まとめ:フリーランスWebデザイナーが後悔や失敗をしないために
フリーランスは成り立てが一番大変だと思います。
子育て中のママは焦らずに、旦那さんの協力を十分に受けながら、少しずつ準備してくださいね。
私はもうシングルなので誰にも頼れないし頼りたくもないという気持ちが大きかったのと、デザイン業界にいた経験値からいきなりフリーランスになりましたが、未経験のママはいきなり独立することはしないてください。
会社の育休を使っているのならそれは使い切った方がいいです。
まずは副業としてwebデザインを始めてみて、軌道にのりそうなら独立するという流れが理想的ですね。会社は利用しましょう。
フリーランスはデメリットは多いので、どの働き方が自分に合ってるのか、よく考えてみてください。あなたが自由に働けることを願っています。
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